ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

十月桜(ジュウガツザクラ)


 長居植物園に行くまでの公園内には何種類かのサクラが植栽されている。10月も終わりなので、そろそろジュウガツザクラが咲き出している頃だろうと期待して訪れた。他にも冬咲き桜があるが、誰にでも知られているお馴染み桜は「十月桜」だろう。この桜はコヒガンザクラの園芸品種で、冬と春に2度咲くところから好んで植栽される。花期は10月下旬から年明けまで咲き、しばらく休み、3月中旬から4月にかけて再び咲き出す。
 春に咲く方が花も大きく花柄も長めになるらしい。ジュウガツザクラが2度咲きするのは、既に準備されている蕾の3分の1が10月頃から11月のピークにかけて咲き出し、残り3分の2の蕾が春に咲くという。たくさん咲かせる春に子孫を残したい戦略かもしれない。
 冬咲き桜としては冬桜(フユザクラ)と言うのもある。群馬県鬼石(おにし)町桜山公園が冬桜の名所となっている。花弁が一重の5枚、花びらがジュウガツザクラよりも太めというのが違いだと言うが、比較してみないことには判らないほどよく似ている。他に子福桜(コブクザクラ)というのもあり、こちらもジュウガツザクラと同じように2度咲きする。いずれも春の桜ほどの華やかさはない。


「青空に 雲と見紛う 冬桜」

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