ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

楓(フウ)と楓(カエデ)の違い

              フウ(タイワンフウ)

                カエデの仲間


 服部緑地公園には名残紅葉が青空に輝いていた。離れて樹形全体で紅葉を楽しんでも良いのだが、日が射しているなら樹下に行き、見上げるのも乙なものである。近寄って確認すると楓(フウ)だった。もともと日本にも自生していた痕跡が化石で確認されているが、現在、公園などに植栽されているのは、葉が3裂するタイワンフウと5裂するアメリカ原産のモミジバフウである。
 漢字表記で「楓」と書いて、フウと読ませたりカエデと読ませたりしているので、全部モミジの仲間だと思ってしまう。「紅葉」という漢字表記もそれに一役買っているような気がする。紅葉する植物全体を「紅葉」とし、紅葉=モミジと読ませているから混乱を招く結果になっている。
 せめてフウとカエデの違いだけでも知って欲しい!と、ことある毎に観察して貰っている。実を観れば一目瞭然である。プロペラ状の実を付けているのがカエデで、フウは鈴懸に似た毛玉のような実がぶら下がっているので、直ぐに判別できる。実の無いときの見分け方は葉が対生か互生かで見分ける。日本にある30種類ほどのカエデは全て対生である。


「饗宴か 名残紅葉と 散り紅葉」

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