ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

いのちの網の目

          講座監修者の田中先生と講師の小田先生


 コロナ感染拡大渦中の札幌から、同じく渦中にある大阪市まで出てくるのが是か否か?とかなりの逡巡があったようである。北大大学院 文学研究院教授 小田 博志先生の開講挨拶で触れられた話の一旦である。
 テーマは「いのちの網の目の人類学」という哲学的な命題であるが、人間が自然を支配し破壊してきた結果として、今回のコロナ問題の本質があるとの提起は薄々感じていた話である。アマゾン先住民族のチーフ・ラオーニさんの警鐘が心に突き刺さる。「人間はちっとも偉くない。森や川、空や大地の声に耳を傾けよ。その全部に精霊が宿り、沢山のことを教えてくれて、それに従う。人間の都合だけで判断することは間違っている。お前たちの社会は目先の事しか考えず、目に見えるものしか信じない。森が無くなれば、インディオも死ぬ。でもお前たちも滅びることを忘れてはならない。」
 野口晴哉と整体、渡辺位と不登校、木村秋則と自然栽培などの逸話紹介、自然保護活動に携わった人なら、お馴染みのレイチェル・カーソン、南方熊楠など登場し、最後に空海の曼荼羅に辿り着く。
 講座修了後の帰宅コースはJR川西池田を経由して阪急川西能勢口で能勢電に乗り換える。年末にはターミナルが電飾されて、勤め帰りの人々を癒やしてくれる。出張先のブログ仲間にも郷愁を誘う灯りを届けたい。


「年の瀬に 繋がれ世界の 仲間たち」

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