ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

里山の条件

           明治から受継がれてきた炭焼き窯

       バーベキュー用20kg(1,000円)とガシラというクズ炭

     古道(丹州街道)脇にはクヌギの株が並ぶ


 大阪北部と隣接する兵庫県の一部を含む旧「能勢」地域は日本一の里山と言われている。最近ではテレビでも「能勢」が取り上げられ何度も放映されている。
 この北摂地域は鉱山でも重要な役目を果たし、大阪城の台所を賄っていたと言われるぐらい銀や銅が産出したようで、間歩(まぶ)という坑道跡が残っている。かっては抗夫たちの集落があり、代官所まであり賑わっていたようだ。能勢に向かう国道沿いには「千軒」という地名まで残り当時を偲ばせる。多田銀山には3,000人の集落があったとの記録が残っている。劣悪な労働条件で短命だっただろうと想像出来るので、「飲む打つ買う」の痕跡探しするのだが見つからない。ロク的に興味がある廓(くるわ)探しが、いつしか妻に従い山城跡の曲輪(くるわ)探しになってしまった。
 さて里山の条件としては幾つも挙げられると思うが、欠かせないのは裏山が今なお利用されているかという点であろう。学者先生が注目され「日本一の里山」と言われる条件に挙げられているのが、再生可能な薪炭作りが今なお継続されている事である。需要こそ激減しているが「池田の菊炭」は茶の湯に欠かせない。薪炭用の台場クヌギが里山風景を作っている。7~8年周期で成長した「ひこばえ」を炭や椎茸の「ほだぎ」として胸高あたりから伐採する。そんな営みをボランティア活動として伝承している活動地が旧能勢地域で散見できる。たまたま火入れ直後の炭焼窯を見学させて頂き、炭が出来上がるまでの話などを伺うことが出来た。


「炭を焼く 爺さん84と 自慢する」

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