ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

白木蓮・木蓮(モクレン)

           みんな北を向いているハクモクレン

               モクレンも北向きだ


 モクレン科の花が咲き出した。どちらかと言えばハクモクレンがモクレンに先駆けて咲き出す。園芸種も含めて総称でマグノリアと呼ばれている。マグノリアは最も古い花木で1億年ぐらい前から、いまと同じ形の花姿であったらしい。モクレンは中国原産で古くに渡来してきた。飛鳥・天平時代の僧侶がすでに木蓮染めの僧衣を着ていたことでも伺える。
 白花好みのロクはハクモクレンに惹かれる。モクレンは方向指示植物と言われるように、開花直前の花は押し並べて北を向いている。小鳥が一斉に飛び立つような姿がなんとも言えない。蕾の付け根を南に向け、太陽光をたっぷり受けて開花を促しているのだろう。この科の植物は精油を含むので香りも愉しめる。皆さんには花粉が鼻に付くぐらい近付いて芳香を確認して頂く。香水の材料として使われるが、蕾は鼻炎などの漢方薬として葛根湯などにも配合されているらしい。
 しばらく山に出掛けていないが、今頃は自生種のモクレン科タムシバが咲き出していることだろう。関西で見かけるコブシは園芸種だが、仲間のタムシバは山に自生するので、花びらを拾って香りを楽しんだり、味見してみたりする。神社仏閣の境内にはカラタネオガタマが植栽されている。ランプシェードのようなユリノキもマグノリアの仲間だ。


「向き揃え 開花準備の 木蓮よ」

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