ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

春の妖精探し🔎

             開いてくれたミヤマカタバミ

          閉じたままのミヤマカタバミは葉が目立つ

              春らしくなった散歩道


 暑さ寒さも彼岸までと言われるように、春の彼岸を過ぎなければホッと出来る暖かさが保証されない。案の定今年も彼岸に合せて霜の降りる寒さが戻ってきた。今日辺りから春本番に突入してくれることだろう。
 この時期になるとスプリング・エフェメラルと言われる「春の妖精」探しに出掛ける。地元で確認できる妖精の一番手はミヤマカタバミである。その後、ニリンソウやショウジョウバカマ、エンゴサクなどが顔を出してくれる。彼女たちは落葉樹が芽吹くまでのほんのひとときだけの儚い命なので「春の妖精」と呼ばれている。
 ブログを振り返ると毎年ミヤマカタバミを登場させている。それほど待ち焦がれていた証でもあるのだが。雨上がりの一昨日、マイウェイとしている里道を覗いてみたが、あいにくの曇り空だったのでミヤマカタバミは花を閉じたままだった。やはり開いて「こんにちは」と挨拶を交わさなければ、逢いに行った甲斐がない。と言うわけで天気の回復した昨日再び訪れて挨拶してきた。
 スプリング・エフェメラルの中では清楚すぎて、あまり脚光を浴びないが、陽光を受けるために精一杯頑張っているのがいじらしい。ミヤマカタバミは花も閉じるが、夜には葉も閉じて休眠状態になる。片側だけ食(は)まれた様に見えるので、その様子から傍食・片食(かたばみ)になった。深山を冠しているが、それほど山奥に入らなくとも出合える春の妖精である。


「妖精が 来たよ来たよと 春告げる」

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