ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

竜王山へ

        コバノミツバツツジ・ウワミズザクラ・ミヤマハコベ

               雨乞い神事の祠前

              ヤマブキとヤエヤマブキ


 妻の主宰する会で一番楽な山歩きをするグループが「3木会」である。「2木会」に続き、こちらにもコロナのおかげで参加させてもらい、準会員の扱いを受けている。他に暦女の会も2~3度参加させてもらったが、まだジェンダー平等の定着が出来ていないので、肩身の狭い思いでの参加になっている。
 昨日は家から歩いて行ける、雨乞いの山として地元で神事が伝承されている竜王山に、3木会として登ってきた。都会のハイカーにもよく知られている三草山縦走コースにも組み込まれる龍王山があり、2つの雨乞い山が向かい合って鎮座している。
 何度も訪ねた山だがこの季節に訪ねるのは初めてで、コバノミツバツツジが今を盛りと迎えてくれた。見上げるとウワミズザクラが何本もあり、皆さんはこんな桜もあるのかと不思議がられていた。よく似た仲間にイヌザクラというものあるよと、わざわざ下山してからイヌザクラの大木まで案内して違いを確認して頂いた。
 ヤマブキの花も咲き出していたので、雨乞い山=雨にまつわる花として格好のモチーフが見つかった。ヤマブキはバラ科の5弁花だが、園芸種としてのヤエヤマブキも人気がある。ヤマブキと云えば太田道灌に結びつく。雨に見舞われた道灌は農家の娘に「簔」を貸してくれと所望した。貧しい娘は「簔」の代わりに「山吹」の枝を差し出した。道灌はその意味を理解出来ずに、後で「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」という歌を教わり、自分の無知を恥じ、歌道に精進したという偉い話である。


「主の居ぬ 荒れ地に過去の 山吹が」

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