蝶蜻蛉(チョウトンボ)
過去に撮ったチョウトンボ(参考画像)
ヒョウモンチョウ
ヤマトシジミ
主宰しているサークルの名前が「トンボのメガネ」と言うことなので、得てしてトンボに出会うと足を止め観察してしまう。「虫屋」ではないのでわざわざトンボを追っかけると言うことまではしてこなかった。自然の仲間から送られてくるトンボの画像を観て、綺麗なトンボもいるものだと思っていただけである。なかでも青いトンボが赤トンボの仲間だと聞いて、一時デスクトップの背景に借用していたこともある。
さて、綺麗なトンボの横綱格に位置するチョウトンボは、我々の観察会でもよく目にするお馴染みのトンボである。湿性植物を訪ねたときに、ひらひらと独特の飛び方で目の前を行き来する。他のトンボと違うのは羽が大きく、蝶のようにひらひらと飛ぶのでチョウトンボと名付けられた。その日の天候によって羽の色が変わって見えるというのも楽しい。
昨日は今にも雨が降りそうな曇天だったので、飛んでいる姿はシルエットにしか見えなかった。たまたまガマの穂に羽を休めてくれた角度が良かったので、金属光沢を持つ羽を捉えることが出来た。この子は飛翔が得意ではないので、他のトンボの餌食になってしまい、夜の蝶的イメージを併せ持つ儚いトンボでもある。
「ひらひらと 蝶を真似して 飛ぶ蜻蛉」