生駒大発見🔍
竹林寺の行基墓
往馬大社の上溝桜とサクランボ
勇壮な宝山寺
上田酒造で試飲
生駒は大阪と奈良の県境に位置し、北摂の山からも生駒山系の全貌を臨むことが出来る山歩きの対象だった。コースもたくさんあり幾たび歩いたことだろう。それでも生駒山頂などは縦走の通過点でしかなかった。山頂遊園地の中に一等三角点があったことなどを思い出す程度だった。
歴史好きの仲間が生駒を案内してやろうと言うことになり、事前に情報が送られてきた。由緒ある往馬大社(生駒神社)や行基さんのお墓がある竹林寺、更に役行者の行場として使われたと伝わる宝山寺まで案内して頂けた。因みに生駒ケーブルは宝山寺参詣のために敷設され、その後頂上遊園地まで延伸されたようである。寺から延々と階段が続き、生駒駅まで通じる参道が整備されている。健脚組として歩いて下山した。
往馬大社にはウワミズザクラがあり、大嘗祭の時に献上されたと紹介されていた。亀甲占いに欠かせないのが上溝桜で、神話の郷からの献上などもあるので、実際には何処の上溝桜を使ったのかまでは明らかにされていないだろう。そのウワミズザクラを「波波迦木(ははかぎ)」と呼び、亀の甲羅を炙る時に使われる。甲羅のひび割れ状態で新嘗祭の新米産地を占う「斉田点定の儀」という神事です。たまたま実が熟する時期を迎え、穂状のサクランボが落果していた。
旅の楽しみとして造り酒屋の試飲をしてきたのも思い出として残る。ただ重い荷物の運搬役をさせられる羽目になった。
「梅雨出水 厄除け願い 社寺詣で」