やっと羽化した~!
茗荷で羽を休めるジャコウアゲハ♀(13:53)
<時系列で紹介>
成熟した幼虫(6月28日)
サナギ化へ(6月30日)
サナギ(7月3日)
サナギが黒ずむ(7月12日)
羽化直後(7月13日 9:40)
抜け殻と羽を乾かすジャコウアゲハ(10:16)
羽を閉じたり開いたり(11:34)
だんだん姿が整ってきた(11:41)
6月の下旬にジャコウアゲハがウマノスズクサに卵を産み付けていたので、孵化したあとの幼虫が成長するまでの量に足りないだろうと、土手までウマノスズクサ採取に出掛けた。その時に見付けた幼虫も一緒に持ち帰った。その幼虫がサナギになり、毎日観察を続けていると次第に黒くなり、そろそろ羽化する気配になってきた。昨日も朝立ちの前に確認するとまだ羽化を始めていない。昨年の経験から今日辺りに羽化の一部始終が観察出来そうだと期待した。
ブログアップを終え、仲間のブログを拝見して、そろそろ観察しようかと花壇を覗いてみると、既に羽化直後だった。羽を乾かすのにかなりの時間を費やしている。4時間ほども掛かったようで、その後、場所を移動して羽を休めていた。雨が降り出したので観察を諦めたが、夕方確認すると姿が見えなかった。多分茂みに隠れたのかも知れない。雌だったのでまた卵を産み付けに来てくれるかも知れない。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサからアルカイド系の毒を体内に取り入れて、鳥などから食べられないように防御している。揚羽蝶の中で優雅に飛び回れるのは、敵から襲われないという安心感からかも知れない。それを真似して進化したアゲハモドキガと言う蛾まで存在する。素人目には区別できないぐらいそっくりらしい。
「早く飛べ 早く飛ばなきゃ 梅雨の蝶」