ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

丸山湿原

            観察エリアとイヌノハナヒゲ群落

                 ノギラン

              イソノキの花雷と実

            トンボソウ

              アカショウマ観察中


 7月から例会をスタートさせたが、やっと通常の年間計画観察地まで行けるようになってきた。皆さんにワクチン接種状況を確認すると、統計なみの水準まで到達できているようである。とは言え気を抜くことは出来ないので、今まで通りのコロナ対策をしながらのお出掛けとなる。
 トンボのメガネ例会としては初めての「丸山湿原」を訪ねてきた。今回は下見の余裕がなかったので、観察地として提案してくれた仲間が案内役を引き受けて下さった。サギソウは時期的に早過ぎたので観察出来なかったが、余り目立たないラン科のトンボソウが散見できた。湿原内には立ち入れないので、貴重植物を見付けるのは大変である。因みに湿原保全の3原則は、持ち出さない・持ち込まない・踏み込まない、とされている。
 多分何種類もの湿地植物があるはずだが、ミミカキグの仲間やモウセンゴケなどを探し出せなかった。辛うじてカキランの花後に出合えた。イヌノハナヒゲは群落を作っていたので、湿原に来たなあと言う雰囲気だけは味わうことが出来た。湿地を好む樹木のイソノキが花から実に変わる段階を見せてくれた。和名で「磯の木」と言われているが、水辺を好むことから名付けられたのだろうか。青森から九州にかけて分布するが、関東地方では見かけられないという不思議なクロウメモドキ科の樹木である。
 アプローチが長かったので皆さんの熱中症を気にしたが、梅雨明け前夜と言うべき曇り空のおかげで、18人の参加者は事故もなく帰路につけた。


「梅雨明けを 待てず湿地に 足伸ばし」

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