ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

温泉地今昔

     延暦寺高層円仁法師発見をされる白鷺の湯の由来があるのだが~


 知り合いの方にゆかりある温泉を紹介して頂いたのは、半年ほど前だった。今までは伊根町の民宿を20年にわたり定宿として利用していたが、経営者の事情で泊まり客を受け入れる体力がなくなり、仕出しだけで食いつないでおられるようだ。信州でも懇意にしていたペンションのオーナーが、高齢化で食事提供なしの素泊まりだけの対応になってしまった。そんな事情もあり、知人のつてで予約を入れたのは岡山県美作市の湯郷温泉だった。
 ところがコロナ変異株が全国的に蔓延することになってしまった。自粛を要請されているが、観光業は飲食店よりも痛手が深い。宿に連絡するとキャンセルが相次いでいると仰る。一応キャンセルもやむなきかと思ったが、窮状を聞けば応援したくなるのが人情である。
 高速バスで美作インターまで行き、宿の送迎車で迎えに来て頂いた。想像していたより立派な宿である。ところがフロントを含め閑散とした雰囲気である。もしかして泊まり客は我々だけではと思ってしまう。後で確認できたのは2組だけだった。応援するつもりが、かえって宿に負担をかけてしまったのではないだろうか。
 夜の温泉街を歩いてみたかったが、お酒が過ぎて早々眠りについてしまった。翌日観光案内マップを参考に歩いてみたが、殆ど街は死んでいる感じがした。社員旅行や団体旅行が無くなり、それに追い打ちをかけるようなコロナ禍が温泉街そのものまで壊してしまった気がする。カラクリ時計だけでは人を集めることは出来ないだろうなあ~。


「温泉街 秋風背負い 爺婆の」

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