ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

秋津島(日本の古名)


 日本の古名は幾つもあるが、黄金色に頭を垂れる稲穂と、里に下りた赤とんぼが飛び交う
この時期こそ、「秋津島」という古名が一番相応しい!と思える農村風景である。言わずと知れた「秋津」とはトンボの呼名(古名)でもある。
 そんな風景に出会いたくて、取って置きの場所まで足を伸ばした。棚田100選にも選ばれている長谷(ながたに)の棚田である。その中でもここが一番というビューポイントまで登っていった。四季折々の景観を楽しませてくれる場所だが、一汗かかないと辿り付けない三草山の麓まで登る。日曜画家やカメラマンも棚田風景を求めてこられるが、取って置きのビューポイントは余り知られていないようである。都会からの客人がある時には案内してあげたい処でもある。
 棚田の稲穂は奥手なのか頭を垂れだした段階で、まだ黄金色までに染まっていない。田んぼの脇には彼岸花も咲き出している。棚田にヒガンバナを咲かせたらどんなに素晴らしいことだろうかと、直ぐ町長気分になってしまう。人が余り入らないからかツルボの群生まで見つかり、つくずく日本一の里山だなと一人悦にいる。今年は実験的にアサギマダラを呼ぶべくフジバカマを知人の畑に植えて貰っているが、果たして10月頃に来てくれるかの期待も膨らんでいる。何時までも四季が残る日本を持続して欲しい。日本の総理が誰になるか、そんなことを報道する前に、もっと大切なことが山積みなのに。


「勢揃い 穂並みに蜻蛉 蔓穂まで」

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