ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

霜柱(シモバシラ)特異な植物

                花壇のシソの花


 シモバシラについては京都植物園で枯れた茎を見ただけで、花も名前の由来になっている霜柱状の結晶にもお目に掛かったことがない。自生種で観てみたいものだと願っているのだが、その機会に恵まれずに過ごしてきた。たまたま奈良「吉城園」の庭園に植栽されていた株に花をつけていたのに出くわせた。ラッキーと言うほかない。
 シソ科で片側だけに花を付ける仲間ではナギナタコウジュをよく目にする。群生状態で繁茂しているのでハイカーなら一度は目にしている筈だ。独特の臭いまでが蘇る。その花姿と同じように片側だけに白い小花を散らしているのがシモバシラである。シソの花と似ているので見落としてきたのか、今までに出会った記憶が無い。
 是非観てみたいのは冬の朝、茎の根元にまるで霜柱のような氷の結晶が付くのに出会ってみたい。多年草のシモバシラは茎が枯れても、地中からの水分が毛細現象で茎に吸い上げられ、茎の割れ目から滲み出した水分が凍結して、色んな形の結晶を作るらしい。シソ科の植物は茎が丈夫なので、地上部が枯れても何時までも残る。シモバシラだけではなくシソ科植物でよく観られる現象らしい。木質化するキク科植物でも観られると言うことなので、冬になれば氷の花を訪ね歩きたい。とりあえずは花壇のシソで観察してみよう。日当たりが良いから凍らないかも。


「晩酌の 供に添えたき 穂紫蘇かな」

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