曙草(アケボノソウ)
夜明けの星に見立てたアケボノソウ
作ってみたい巣箱を見付けた
一昨日は妻の要望に応えたので、昨日はキノコ採取に行くことを譲らなかった。もちろん山歩きもかねていることは言うまでもない。目的のヒラタケ採取が頭から離れないので、コース取りは谷筋のキノコ採取からはじめ、後半で尾根歩きをすることにした。山の会例会となればどうしても時間が掛かるが、2人だけなら殆ど単独行動なみに歩けるので、一目散に目的地に辿り着ける。ところがあれだけ倒木についていたキノコの跡形もない。夕飯の献立まで考えて出掛けたというのに😞
捨てる神あれば拾う神ありの例え通り、谷筋では憧れのアケボノソウが咲いていてくれた。5枚の花びらに明け方の星を散らしたような斑点が可愛い。それがアケボノソウの名前の由来になっている。多年草ではないので、毎年同じところで咲いてくれる保証はないが、鹿とかに食べられなかったら、2年草として順次周辺で咲き続けてくれるだろう。リンドウ科というが花姿からは科まで辿り着けない。センブリ属と聞いてやっと納得できる。
過去には高槻の大久保美女谷まで足を延ばし、アケボノソウを訪ねたものだが、鹿に食べ尽くされ、殆ど根絶してしまった。オタカラコウやミカエリソウの群生も観ることが出来なくなってしまった。鹿は繁殖期を迎えたのか、雌を呼ぶ雄鹿の声が秋の夜長にもの悲しい。能勢では害獣とされているが、同じ星の仲間として憎めない鹿たちである。
「明け方を 模して咲く花 牡鹿鳴き」