ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

地衣さんぽ

            本から拝借してマイ図鑑作り

               地衣さんぽの一端


 10年以上にもなるのだろうか、俳優 地井武男の「ちい散歩」というシリーズがお茶の間の人気番組になり、その後の散歩番組の火付け役となった。「鶴瓶の家族に乾杯」やタモリの紀行番組もその流れをくむ散歩番組である。地井武男は視聴者やテレビ局に惜しまれならがも帰らぬ人になってしまったが、彼の残した功績は計り知れない。スケッチブック片手に散歩の足跡を残されたのも、未だに忘れなれない思い出として残っている。
 6回目の自粛生活を強いられているが、やっと3回目のワクチン接種を明日に迎えることになった。明後日からは少しは足を伸ばせるようになるのかもしれない。今回のオミクロン株では、公共交通機関を使っての外出は控えた。鬱屈した気持ちを晴らすための対象物として辿り着いたのが「地衣」観察である。一歩外へ出ると「地衣」だらけの世界が展開する。今までは全く興味外の生物だったが、環境指標生物としての地衣類なので勉強してみると、以前はまっていた菌類キノコの親戚筋だと言うことが判り、俄然興味が湧き出した。地衣入門書とも言うべき「となりの地衣類」に接し、さらに深めようと図書室で地衣関係の本を探してもらった。それが地衣類研究会会長 浜田信夫先生の「人類とカビの歴史」である。「いつでも、どこでも地衣」といわれるぐらいの対象物。お友達に加えたいので「地衣さんぽ」と銘打って、陸のサンゴとも言われる相手をルーペ片手に探してみよう。


「霜を置く 岩の隙間に 地衣ありて」

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