接骨木(ニワトコ)
「接骨木」紹介グッズ
「接骨木」という漢字表記が面白いので、お客さんを退屈させないためのグッズとして植物名カード集を作り、バス車内で披露したことを思い出す。名前の由来は「庭床」からだと言われているが、枝を黒焼きにして湿布薬を作り骨折部に塗ったことから「接骨木」を充てるようになった。打撲傷や神経痛、リューマチ、むくみなどの他に利尿効果もある薬草として庭などに植栽していたらしい。山菜愛好家ロクとしては、山で見つけたら天ぷら材料としてブロッコリー状の蕾を持ち帰った。
この植物が世界の研究者を驚かせたのは、日当たりの良いところでは木として成長するが、暗い森の中では草の様な形で何年も生き続けることが、茨城県つくば市にある森林総合研究所の主任研究員によって発見され、米国学術雑誌「エコロジー」で紹介された。好奇心旺盛なロクはすぐさまその不思議を手作り紙芝居に編集して、世界の研究者の驚きを子どもレベルの驚きにした事を思い出す。
昨日は地球環境『自然学』講座2022年度の開講日だった。森里海連関学の提唱者、京大名誉教授 田中 克先生の基調報告とも言うべき内容の素晴らしい講座だった。今年もたくさんの知識をインプットして、子どもたちに美しい地球をバトンタッチできる一助にしたい。
「爺さんの 好奇心にも 山笑ふ」