ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

朧月🌝

                 今朝の朧月

                  昨夜の朧月

                「田辺源氏」

           失礼だがカビの生えた「与謝野源氏」

            受験用参考書


 昨年は4月の満月をピンクムーンとアメリカ名で紹介した。1年を通してアップしたかったが、都合良く晴れ渡るもとでの満月を望む方がどだい無理な話である。中秋の名月も拝めなかったことを思い出す。忘れていたことも度々あったようだ。
 昨日は仲間からラインで「今夜はピンクムーンだよ!」と教えて頂けた。その謂われなどは昨年紹介しているので、今年は日本古来の花鳥風月で迫りたい。と言うもの3月に自然学講座で「源氏物語」の研究者と言われる人の講義を拝聴した。そんな背景もあり、教科書の世界だった「源氏物語」に再び触れたくなった。大学受験用の参考書は紫式部作と推定される古文と対比して口訳が全文に付けられ、品詞分解・文法と解説、さらに大意と鑑賞まで添えられている懇切丁寧な内容となっている。今から古文解釈をしたり受験をするわけではないので、くだけた源氏物語の世界に浸りたい。
 本棚には与謝野晶子の訳本しか見つからない。お馴染みの田辺聖子が「新源氏物語」として出版していたのを思い出す。恋多き瀬戸内寂聴さんも10巻に及ぶ大作として世に出された。取りあえず図書室の書庫から田辺源氏を探し出して頂いた。
 さて本題に戻るが、昨夜は快晴の冷え込みで、春の月という雰囲気ではなかった。明け方確認すると、何とかおぼろに霞んだ月を観ることが出来た。月と言えば秋を思い浮かべるが、朧月だけは春のけだるさを感じさせて詩歌に詠まれる。
 その「朧月夜」と言われる魅力ある女性が源氏物語に登場して、帝と光源氏を虜にしてしまう。小悪魔的彼女は「六の君」などと呼ばれる高貴なお嬢さんで「照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜にしくものぞなき」と和歌の一節を口にする。「六」と「ロク」、時代を超えて赤い糸でつながっているような錯覚を起こす。


「眠られぬ 夜に紐解く 朧月」

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