躑躅(つつじ)の季節
モチツツジと園芸種ツツジ
八重のヤマブキ・ノアザミ・アカバナユウゲショウ
田んぼまで出張してきたカルガモとダイサギ
桜と同じようにツツジも種類が多く、5月の街中を彩るほどに人々に愛されている。メーデーに出掛ける機会もなくなってきたが、晴れた5月にふさわしい花と言えるだろう。街の公園や街路樹として華やかな雰囲気を演出してくれる。
サクラという花がないのと同じように、ツツジという花も存在しない。サクラはバラ科サクラ属の総称として使われる。同じくツツジもツツジ科ツツジ属の総称として使われるが、その中でも8つの亜属に区分されているので、我々素人にとっては同定が大変だ。
ツツジと言う名前で呼ばれているのは、花が一番大きいオオムラサキツツジを指すのが一般的である。街中を彩っているのはヒラドツツジが多いように見受けられる。地域名を冠したものがよく知られている。園芸種でも300種を超えると言われているので、ワイルド派としては自生するツツジ属を追っかけることになる。
モチツツジもこの季節が一番美しい。狂い咲きの多い花だが5月にはたくさんの花を付けてくれる。ヤマツツジも憧れであるが、ツツジ属の花には毒を持つものが多いので、安易に蜜を吸ったりすることは避けるように注意している。
躑躅の季節とタイトルにしたのに、今朝の寒さはなんとしたことだろう。霜注意報まで出される始末だ。連休の狭間だが着込んで朝立ちに出掛けなければならない。
「暗き世に せめて光りを 白つつじ」