卵と幼虫発見🔍
卵は1.5ミリ、幼虫は5ミリ段階を発見
昨年羽化したジャコウアゲハ♀(参考画像)
3年前からジャコウアゲハの幼虫を捕ってきて、羽化するのを楽しんで来た。食草のウマノスズクサも河原から採取してきて植栽しておいた。それが今年になって根付いてくれて立派に育っている。2メートルほどにも伸びたウマノスズクサ画像は先日紹介したばかりである。そのツルから葉が展開し出すと、ジャコウアゲハの雌が訪問し出すようになり、ひらひらと飛び回っているのを見る機会が増える。
卵を産み付けてくれないだろうかと、日課のように葉の裏を観察するようになり、やっと卵数個と孵化したばかりの幼虫を発見できた。5ミリしかない幼虫が既に葉を食べ始め、体内に毒性のアリストロキア酸を蓄積している。蝶になってもその毒は残っているので、経験した捕食者たちは中毒を恐れ避けるようにする。ジャコウアゲハに擬態する蝶もいるというのはよく知られている。クロアゲハ、オナガアゲハ、アゲハモドキたちで、生物界の進化の強かさと、不思議さを垣間見ることが出来る。
今年は我が家の歌壇からジャコウアゲハが飛び立つことになるのだと思うと、夏場の歌壇観察が欠かせなくなる。フジバカマもたくさん育ってきたので、秋にはアサギマダラも寄り道してくれることを願い、枯らさないように環境を整えている。
「毒纏う 揚羽の子孫も 愛おしく」