皐月(サツキ)
サツキツツジの園芸種
ホトトギスは見ないがジャコウアゲハは訪問してくれる
ツツジが終わりを告げる頃から咲き出すのが、ツツジの一種であるサツキである。サツキは川岸の岩場に自生する日本特産種であるが、椿と並んで古くから愛されてきた園芸種としても人気がある。青森県から宮崎県までの各行政区の市花などに指定されている事からもうなずける。大阪府内だけでも守口市・阪南市・忠岡町・太子町・吹田市・四條畷市・門真市・泉大津市・池田市の市花や町花になっている。
サツキはホトトギスの鳴き出す頃に花を咲かせるので「杜鵑(ほほとぎす)花」との別名を持つ。昨日ホトトギスの初鳴きを聴いた。これからしばらくは「てっぺん欠けたか」「ホットトギス」「特許許可局」の鳴き声が耳から離れないだろう。関西と関東では鳴き方が違うと言われているが、受け取る側の方言イントネーションの違いからだろう。
声は聴けども姿を見たことはない。カッコウが托卵するのは有名だが、ホトトギスもウグイスに托卵する。ウグイスの巣を探せば良いのだが、それこそ至難の業だろう。メスは鳴き声までカッコウにそっくりらしい。
「ほととぎす 聴いて源氏も 近くなり」