ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

大金鶏菊(オオキンケイギク)

        特定外来生物の規制を受けるオオキンケイギク

            河原には籠脱けしたサボテンの花まで


 黄花コスモスに似たオオキンケイギクが花盛りである。この植物が外来生物法に基づく特定外来生物として栽培したり、販売したり出来ないという事をまだ認識されていないように見受けられる。特定外来生物として規制されるのは栽培(飼育)・運搬・保管・輸入・野外への放出(種まき)・販売などが、罰則規定を設けて禁止されている。ところが綺麗な花だから、黄花コスモス感覚で周辺に種を蒔れたのだろうと思われるぐらい、あちらこちらで群落を見かける。
 外来生物法では、個人でも違反すれば3年以下、100~300万円以下の罰金が課される。法人の場合は違反行為によって5000万円以下~1億円以下という重い罰則が課されることになっている。それほどまでに生態系に悪影響を及ぼす外来生物に関しての規制は厳しい。
 規制される動物類ではマスコミでも話題になるが、植物に関してはニュースソース性に乏しいのか余り報道されない。オオキンケイギクを持ち帰り近所に植えても、基本的には善意の行為だから、法の規制を知らない人から罰金を取る訳にはいかないだろう。ということで知った人から口伝で広めていくしかないのかな。でもそれでは追っつかない。全て人間の作為によって生態系の乱れが引き起こされた。人間が絶滅危惧種の最右翼にいることを知らない愚かさを、オオキンケイギクの逞しさがあざ笑っているようだ。


「8月の 特攻花との 異名まで」

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