ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

ムスカリ

            籠脱けのグレープ・ヒヤシンス

           5月のイベントに向けて材料準備


 野の花派としては、あまり園芸種を取り上げてこなかった。ところが園芸種も籠脱けして野生化する植物が増えている。図鑑にもかなりの植物が帰化植物と紹介されている。在来種は歴史を辿れば判るが、帰化植物の線引きが判然としない。時代を遡れば、古くは大陸から農耕文化と共に渡来し、近年は貿易と共に渡来してきたことに思いつく。と言うことは時代で判断していないのだろう。拡がった繁茂の状態を判断して「帰化植物」としているのかも知れない。ムスカリなどはまだ野生化の端緒に付いたばかりである。
 ムスカリは以前はユリ科だったが、キジカクシ科ムスカリ属に再分類された。多年性草本だから、毎年同じところに咲いてくれるし、次第に範囲を広げつつある。青紫色以外にも白、黄緑、黄色などバラエティー豊かである。ニュージーランドの野生ルピナスのように、ムスカリも日本の野原で色とりどりで咲いてくれたら素晴らしいだろうな。
 さて「ムスカリ」だが、別名でグレープ・ヒヤシンスと呼ばれている。よく似た名前でオオカメノキを「ムシカリ」と呼ぶので、どちらだったかこんがらがってしまう。だから間違いを避けるためにグレープ・ヒヤシンスと呼びたい。その方が花姿を言い表しているので判り易いと思うのだが。幼児が駄々をこねるのは「ムズカル」だったかな。


「遅霜を 浴びて花々 傘を閉じ」

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