ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

江戸彼岸(エドヒガン)🌸


 お彼岸の頃、江戸に多く咲くヒガンザクラという事で安易に命名されたエドヒガンだが、本州、四国、九州の山地に自生する野生桜である。寿命が60年ぐらいと言われているクローンのソメイヨシノと違い、長生きサクラの代表格で、樹齢1500年以上とも言われる岐阜県「根尾谷の淡墨桜」はエドヒガンの天然記念物である。
 そんなエドヒガンが一庫ダム湖周辺の谷筋にたくさん自生している。エドヒガンが育つ環境としては、水はけが良く、日当りのよい場所に自生する。山から一気に川に注ぐ谷筋が好条件なようで、そんな処に見かけるのはエドヒガンだろうと判断できる。この時期だけ「此処に咲いているよ!」と自己主張しているようだ。
 兵庫県の川西市では、何ヶ所かのエドヒガン群生地を天然記念物として保護育成している。「ひとくらクラブ」でも公園内に実生のエドヒガンを育て、保護活動の一端を活動の柱にしている。
 能勢電「山下」からバスで北上して能勢に入るのだが、9つのトンネルを潜り抜けるに従って、エドヒガンの数が少なくなってくる。能勢でも実生のエドヒガンを植栽するなどの活動が出来ないものだろうか。能勢もエドヒガンの里になって欲しいと願っている。


「山に咲き 手の届かない 桜かな」

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