名残のミツマタ
アケビ・キブシ・クリンソウ・キランソウ
箕面の山も桜で埋め尽くされていた
拙いブログだが、飽きもせずにご笑覧願っている地域の知人から、ミツマタ群生地を訪ねたいという要望が妻を介して伝えられた。
箕面と豊能町にまたがる光ヶ谷に自生するミツマタ群生地を探し当てて、訪問しだしたのは数年前のことである。当時は知る人ぞ知ると言うマニアックな穴場だった。サークル仲間にも紹介したり、山の会でも訪れるようになり、エドヒガンと共にミツマタ群生地訪問が恒例になった。今年も咲き始めから最盛期にかけて2~3度訪問している。まだ咲き残っているかが心配だったが、エドヒガンだけでも満足して貰えると出掛けることにした。
青空という好条件には恵まれなかったが、花見ハイキングには申し分ない春爛漫である。エドヒガンは葉が出て来たものもあるが、まだ観賞に堪えられる。ミツマタは2個所の群生地があるが名残具合を確認したいので、メインと言うべき処から案内することにした。受粉前の黄色いミツマタこそまばらになっているが、花を散らすほどではなく受粉後の脱色した白い塊は健在だった。そこはかとない香にも包まれて、自然好きの彼女には十分満足して頂けたようである。
アケビ、キブシなどの脇役も花見ハイキングを楽しませてくれた。「地獄の釜の蓋」と言う別名を保つキランソウもシソ科特有の紫色唇弁花で春を演出してくれる。シソ科の茎は概ね四角なのに、キランソウの茎は丸いのが特殊である。
「三椏の 香残して 花千々に」