ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

藍の水耕栽培


 ひとくらクラブで活動している仲間からアイの種を2種類頂いた。藍と聞けば「藍染」と言うぐらい馴染み深いが、実際のアイに接する機会はなかった。辛うじて山に自生するヤマアイを目にするぐらいである。
 昨年「ひとくらクラブ」例会で藍の生葉を使った「叩き染め」にチャレンジした時、自宅で栽培しているアイを持って来て頂いたのが初めての出会いである。通常植物名はカタカナ表記するのだが、「アイ」では「藍」が別物になってしまうようなので、あえて今回は漢字表記で進めたい。
 藍の原産地は南ベトナムで、日本には7世紀以前に中国から藍染の染料植物として渡来してきた。日本での藍染め文化が根付き、徳島県を始め広く各地で栽培されたようである。旅に出れば、今なお各地で藍染が継承されているのに出くわす。藍が渡来する以前にはトウダイグサ科のヤマアイを染料として使っていたようである。皇室の新嘗祭の神事に着られる染め物は、今でもヤマアイ(あおずり)が使われているらしい。
 藍とヤマアイは全く別物で、藍はタデ科イヌタデ属で染料以外に薬草としても利用されているが、一方ヤマアイはトウダイグサ科と言うことなので有毒植物である。
 今回、水耕栽培を思いついたのは、藍を山菜として食べてみたかったからである。4月25日の本番までに、食べられるぐらいに成長してくれるかな。やっと芽を出し始めたが、大きくなればどうするか?まで考えが及んでいない。往き祟りばったりの試行錯誤中である。


「藍の種 貝のようだね ベロ出して」

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