二輪草(ニリンソウ)
葉っぱはトリカブトそっくりのニリンソウ
今年も2~3度ニリンソウが咲いたかなと散歩途中で寄り道してきた。一昨日覗いた時にも一輪目が咲き出して、二輪目はまだ蕾のままだった。もともとイチリンソウと同じように、この花も一輪咲けば佳しとしているのかも知れない。二輪咲かす様になっているのは、もしかしたら保険だろうか。
ニリンソウもスプリング・エフェメラル(春の妖精)としてマイ画像に分類保存してある。春の妖精たちは概ねキンポウゲ科に絞られる。キクザキリュウキンカ(ヒメリュウキンカ)もキンポウゲ科だから春の妖精たちと同じように、夏場は休眠してしまうのだが、あまりにも生命力が強く、野生化して群落を作ってしまう。我が家でも花壇を覆い尽くして、今年は500輪ぐらい花を咲かせていた。花の少ない季節に咲いてくれるから重宝しているのだが、春の妖精という趣は感じられない。
キンポウゲ科はほとんどが毒草だから、観るだけで楽しんでいるが、ニリンソウの根茎はリウマチの薬として使われるし、葉や花は山菜として利用できる。今年の野草料理の天ぷら材料として使ってみたいと思っている。ただし、花が咲いてから摘まないと、猛毒のトリカブトと葉っぱが似ているので、誤食リスクを内包するからくれぐれも気を付けたい。
「一輪が 咲いて促す 二輪草」