監視硝から歌垣山へ
監視硝を囲んでのミニレクチャー
再びの登り
歌垣山(女山)頂上の二等三角点
歌垣男山
2木山の会メンバーに、能勢妙見奥の院脇の山に設置されていた陸軍省航空監視硝を、是非紹介したいと妻が組んだコース設定で、低山会で教えて貰えた戦争遺跡である。立派な形で残っているレンガ造りの壕にまず皆さんが驚かれる。たくさんの人に知って欲しい!と妻が用意した資料で第2次大戦当時に思いを寄せられる。
時あたかも北朝鮮が弾道ミサイルらしきものを発射して、北海道に落下するかもと言う情報が流れて日本中を震撼させた。しかもかなり遅れての退避勧告情報であり、結果的には誤情報と言うことで胸をなで下ろしたのだが、監視硝の役割を知って、こんなもので大陸との戦争(本土決戦)に備えていた日本の末路を垣間見た気がする。日本には憲法9条という立派な不戦の誓いがあるのだから、軍拡で標的になることはない!と言う声を挙げなければならない時代に突入してきた。
2木会メンバーは健脚揃いだから、低山一つでは物足りないと峠まで下り、再びの登りで歌垣山を目指す。昼を回っているが、昼食を採ってからの登りは堪えるので、頂上まで我慢しようというのは、経験者の総意である。ロクが女性群10人のしんがりを務めたが、シャリバテ気味の所為かだんだん距離を開けられる。アルコール断ちをしているのにあまり効果がなかった。とほほほほっ~。
「春の山 ヘリコプターまで 通り過ぎ」