アオバトとチリモン
左右が雄のアオバト
たくさんのドングリが置かれているので食べ放題!
格好いい日下部先生とシタビラメ
チリモン探し
山田池公園の下見中にバーダーが三脚を据えておられた。以前2~3度アオバトを訪ねた処である。もしかしたらアオバトに巡り会えるかもと足音を忍ばせて近づいた。運良く3羽がドングリを求めて舞い降りてきた瞬間だった。竹林を囲うのに孟宗竹垣を張り巡らせてあるが、そこにドングリを置いてアオバトを待つバーダー達がおられる。謂わば餌付けされている感じがするが、第三者の僕たちとしてはまたとないチャンスに巡り会えるので、お相伴にあずかることにした。
アオバトは日本特産種の留鳥だが、北日本のアオバトは冬場には温かい地域へ移動するらしい。服部緑地公園にアオバトを訪ねたのはカモ類を観察する冬場で、まだドングリが残っている頃だったと記憶している。餌付けされない自然のアオバト観察には双眼鏡やスコープが欠かせない。遙か彼方の高木に姿を見付けたときには感動するものである。木の実を好むアオバトが、ミネラル補給のために海水を飲むらしいが、そんな光景に巡りあいたい。
たまたま昨日の地球環境「自然学」講座は「海」に関するテーマだった。大阪湾・内湾と人との付き合いというタイトルで身近な大阪の食文化を中心に話して頂いた。水産試験場の研究員をされ、大阪府立環境農林総合研究所での数々の実践報告に耳を奪われた。講師の日下部さんはチリメンジャコの中に混ざる各種生物を探す体験を、子どもたちの環境教育に繋げたいと「チリメンモンスター探し」を普及された。略して「チリモン」と呼ばれている。出前教室をしていた頃には「チリモン探し」もしてみたいと思っていたが果たせなかった。大阪湾産のシタビラメ(あかした)が日下部先生のお勧めだったが、能勢の片田舎まで流通していないので大阪の食文化に触れることが出来ない。泉州方面にグルメで足を伸ばそうかなあ~。
「青鳩も 鴨につられて 帰るかや」