インスタントコーヒー瓶だけのポン酢作り

　　　　　　　　　　　　　　　柿酢はたっぷりと

　　　　　　　　　　　　　　　　ルビーの無花果

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今朝は初霜

　毎年この季節になると柚子を頂くので､ポン酢を作ることにしている。
　昨年はまだ在庫もたくさん残ってるので､1年間は保つだろうと作るのを見合わせた。ところが鰹節や昆布などの沈殿物で濁ってしまったので、廃棄して市販のポン酢を買うことになってしまった。餃子などには手作りポン酢が一番美味しいのに。妻は皮を刻んでヨーグルトトッピング用のマーマレード作りに余念がない。
　頂いた柚子では、まだ広口瓶を満タンにするほどではないが､取りあえず混ざり気のない手作りポン酢を味わいたいと少量だが作ることにした。花がつおの買い置きがないので、パック詰めの刻み鰹で間に合わせる。利尻昆布は切らしたことがないのでたっぷり使える。鍋の季節到来だがそれまでに仕上がってくれるかが心配だ。10月21日に仕込んだ柿は発酵も落ち着き､酒から酢へと変化している｡　あと少しで柿酢が出来上るだろう。
　昨年頂いた無花果の苗は、今年8個の実を付けてくれた。ところが硬く枝にへばり付いたままで熟してくれそうにない。諦めかけていたところ、この時期になり一つだけ大きく熟してきた。霜でやられる前に取り込んで､ルビーに準えるほど価値ある一果を二人でいただいた。案の定今朝は初霜が降りた。来年はたくさん実ってくれることに期待を込めて。

「一滴も　無駄にしないぞ　柚子絞り」