ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

歴史散策(義経・名月姫など)

           隠し田と思われる所で行き止まり

       劣化して通れないアプローチ

                義経の馬蹄石

           名月姫の供養塔と左右に父と夫の墓


 比較的穏やかな日射しの降り注ぐ午前中に散歩に出掛けた。散歩コースは何ヶ所もあるのだが、冬枯れの季節は代わり映えしないので、新たなコースを見付けに歩いてみた。人の踏み入れないエリアへの侵入は勇気がいるが、クマ出没情報も届いていないし、本格的な冬の到来で大丈夫との判断をした。
 たんぼ道を山側に進むと行き止まりになっている。最近まで耕した痕跡がある畑だ。石垣も残っているので、たぶん隠し田だったのかも知れない。能勢にはそんな隠し田が各所に残っている。周りを見回すと位置関係が判る。確か義経が一ノ谷合戦時に三草山越えして通ったとの伝承が残る名月峠の近くである。その時の馬の足跡だとされる「馬蹄石」を見たことがある。再確認のために峠を目指す。現場にたどり着くが、簡易階段の劣化がひどく通行止めになっている。階段がダメでも斜面を気を付けて降りればたどり着ける。何度も山で経験したのが自信に繋がる。草の茂った馬蹄石の脇には教育委員会の立派な説明板が取り付けられている。汚れて読めないので草で拭って苔を落し、持参ボトルのお茶を振りかけて、何とか読めるようになった。柏原(集落名)の七ふじぎと紹介されていた。
 峠には名月姫の墓所跡も残されている。能勢の浄瑠璃でも有名な名月姫伝説で、平清盛からの要請に、夫への貞節を守るために名月峠で自害したという悲恋物語である。花嫁が峠を通ると泣き声が聞こえるので、峠越えしないという伝承が残されている。


「冬枯れに いにしえ人の 嘆き声」

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