ごはんを食べよう🍚
なれ寿司と漬物の数々
手作り紙芝居と手作り映画ポスター
2023年度の地球環境『自然学』講座は「食と環境」を主テーマにカリキュラムが組まれてきた。もちろん森里海連環学がしっかり土台を支えている。
和食が世界遺産を受け世界中から注目されているが、食料自給率が先進国で最低レベルということで、食料品関連の6割以上も輸入に頼っているというのは世界に類を見ない。和食文化も「砂上の楼閣」と言うべき危機状況にある。一旦ことが起これば日本は干上がってしまうのは誰もが危惧するところである。
昨日の講座は滋賀大学名誉教授の堀越 昌子先生から「日本の伝統食品を見直そう」というテーマで、滋賀県を中心にした伝統食品の数々を紹介して頂けた。自身も食生活の再構築を促すために「食まなび館」館長や、滋賀の食事文化研究会の事務局で活動を続けておられ、その実践報告を交えて、なれ寿司や伝統野菜の漬物などを紹介された。
滋賀県といえば鮒寿司や日野菜漬けなどを思い浮かべるが、県内各地に様々な伝統食品が祭などと共に継承されて伝えられてきた。米どころ滋賀県ならではと言う食文化の伝承であるが、基本的には「米と豆」がベースになっている。講座の結論としては、ご飯と味噌汁など「米と豆」を食生活の基本に据えよう!と言うことで、100%の自給率に近付ける確かな一歩になるとのことだった。
僕も食育用の紙芝居を作ったり、「ごはん」という映画の自主上映会でポスターとチラシ作りを担当したりして、少なからず関わってきた。我が家の朝食は言わずと知れたご飯と味噌汁である。
「寄せ付けぬ 味噌汁一杯 大寒も」