実梅
今なお元気な野生老梅
狩り真っ最中のダイサギ
ほとんど野生化した梅の木が散歩途中に植わっている。かっては実を採るために田んぼの際に植栽されたのだろう。昨年は沢山の実を付けていたので、持ち主が判らず勝手に頂いて帰った。熟れて落ちた梅がたくさんあったからである。
ウメはバラ科のサクラ属だから、謂わばサクラの仲間であり、ウメとして独立した植物名になっている。一方サクラは属名なので、〇〇ザクラなどと分類されたものを植物名としている。ウメとサクラを同率に見る風潮が一般的だが、植物学的には分類上、上位下位に分けられている。
ウメの種類は判らないが、その実梅が手入れされいないのにたくさんの花を咲かせている。南高梅ではないだろうが、野梅の雰囲気たっぷりで、今年もたくさんの実を付けてくれそうである。昨年はウメジャムを作ったが、妻の口に合わなかったようで、未だ冷凍庫で眠っている。ウメの実は採取せずに、春の香りだけを楽しむことにしておく。
散歩道ではダイサギが狩りをしている。コサギは同定しやすいが、ダイサギとチュウサギの区別が余り頭に入っていない。冬と夏ではクチバシの色を変えるが、冬羽の時はどちらも黄色なので更に判りづらい。判らないときはダイサギにしている。チュウサギを余り見かけないので、概ね間違いはないだろうと勝手な判断をしている。それと判断基準に、川で見るのがダイサギで、田んぼで見るのがチュウサギと言う固定概念を持っている。
「老梅に 吉田義男を 重ね観て」