ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

アフタースクール

             牧場跡地の遊歩道で草花探し

        カタバミで10円玉磨きに興じる子どもたち

           観察グッズ・クマバチのつもりだが

               観察用シートも準備

           帰宅する子どもたちを待つ送迎バス


 水晶山の麓に建設された学校は昨年4月開校した新学校である。町内の6小学校と2中学が全て廃校になり、一つの敷地に小学校と中学校が一校づつ同居出来るように建築された。謂わば小中一貫校を模した形になっている。校舎とグランドは一応仕切られ、別々の態をなしているが、いずれは一貫校にするのかもしれない。全て経済効率優先で進められた結果の産物である。片道3Km以上の児童と6Km以上の生徒はバス通学しなければならない。“達磨さんが転んだ~”などと遊びながら通学出来るのは3Km内に住む一部の児童に限られる。中学生は6キロ圏内だと自転車通学が認められている。町は10台のバスを購入し、運転手は民間委託で児童・生徒の送迎をしてきた。中学生はクラブ活動などあるので、帰りのバス配車は17時30分に設定されている。それまでの時間をアフタースクールとして、学校支援ボランティアが経験と特技を活かして、子どもたちの居場所作りをサポートしている。
 昨日は1~3年生までの児童21人に自然観察会を提供した。今までの小学校だったら校庭観察だけで2時限ぐらいの授業が出来たのだが、新学校の校庭には植樹された樹もまだ育っていないし、ビオトープなども作られていない。校庭の外へ案内したが、植樹された桜の苗木など全て鹿害に遭っている。遊歩道は鹿の餌場になりタンポポ一つ生えていない。散見出来るのはヨウシュヤマゴボウとニワウルシの幼木、エニシダも毒を持っているので鹿が食べない。そんな鹿害の実態について子どもたちに観察して貰った。それだけでは子どもたちの心を捉えられないので、予め草遊びの材料を用意して行った。カタバミを使った10円玉磨き、アカメガシワの新芽を使ったプリントごっこ、他にエニシダの花にハナクマバチが訪れて、弁が重りを感じると雄しべとめしべが飛び出す実験などをした。


「初夏の陽に 10円玉が 輝けり」

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