紫雲木
花穂に僅か2~3輪
辛うじて咲いているジャカランダ
桐の花そっくりのジャカランダ(桐もどき)
本来ならこんな状態(参考画像)
トンボのメガネ年間計画で、世界三大花木の一つであるジャカランダを観に、朝潮橋にある八幡屋公園と天王寺の一心寺を梯子した。昨年情報では6月初めに咲き出していたので、第1金曜日に設定したのだが、公園に着くと、若い木の花穂に僅かばかりの蕾が付いているだけだった。たくさん植えられている場所に移動したが、辛うじて2~3個の花をつけている木が1本だけ。初参加の方が4人もいたのに期待を裏切った感じ。一心寺に期待をかけて訪れると、少しばかり雰囲気を感じさせてくれる花穂が見つかり、やれやれと胸を撫で下ろした。
日本でもジャカランダの方が通りが良いが、紫雲木とか桐擬とも呼ばれている。キリに似た花色と姿もさることながら、葉も清々しく僅かな芳香を放ち、傷薬としての薬効もあるようだ。ブラジルの国樹で、桐に良く似た花を咲かせるジャカランダに、移民した日本人が故郷を懐かしんでキリモドキと命名したのだろう。因みに世界三大花木とはこの紫雲木と鳳凰木、火焔木である。
「青空に 融けて流れる 紫雲木」