6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

草紫陽花


 トンボのメガネ例会で高槻市の川久保渓谷に行って来た。この渓谷は美女谷とも言われ植生の豊かなところで、シニア自然大学の研究科に所属していた頃、定点観察の場所にしていた。今でも自然に囲まれた静かな集落が残っている。過っては林業を生業にしておられたのだろう。水車小屋の名残があり、林業の傍ら杉の葉を砕いて線香の材料にしていたとの記録も残っている。片道5キロほどの観察コースは夏でも涼しく、渓流沿いの水音をBGMにしながらゆっくりと観察出来る。今回の目的はオタカラコウ・アケボノソウ・ミカエリソウの群落を訪ねることだった。しかし全てが鹿害で絶滅の運命に。
 捨てる神あれば拾う神ありの諺通り、渓筋にはクサアジサイが我々を迎えてくれた。一番遅く咲いてくれるアジサイで、山で出合ったら嬉しくなる花だ。アジサイはもともと木本だが、読んで字のごとくクサアジサイは草本である。木本アジサイは葉っぱが対生だが、こちらは互生という点でも大きく異なる。アジサイと同じように萼片が変化した飾り花を持つが、両性花だけでも立派に虫たちを引き寄せるだけの魅力を持っている。


「薄暗き 渓に一際 草紫陽花」