腕白猪
六甲山系ではハイキング途中にイノシシに出合うことがある。元々神経質な動物だが、ここでは人間を怖がらずに、隙あらば荷物をひったくる。弁当を拡げる場所を知っていて、それを目当てに来る。一見人懐っこいから、ついつい弁当の食べ残しや、果物などを与えてしまう。それに慣れてしまったイノシシは周辺の住宅地に降りて来てゴミを漁ったり、買い物レジ袋を奪ったりする。
かなり以前に観光目的(?)として、六甲芦屋ロックガーデン辺りで、餌付けされていた。その学習が今に受け継がれて残っている。餌を与えないで下さいと喚起しているが、イノシシには伝わらない。人間がまいた種で、今その報いが来ている。共存と云うのは餌を与えることではなく、あるがままの環境を壊さないことが一番だと思う。
「食欲の 秋を俺にも 分けくれと」