ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。


 秋の七草クズが咲き出した。万葉の時代には秋を代表する草花として愛でられていたようだが、最近では林を覆い尽くすほど繁茂するので嫌われ者になっている。アメリカやイギリスでは侵略的外来植物として駆除に頭を悩ましているらしい。日本でもあまり利用されなくなり、里山景観を変えるほどに繁茂している。となると秋の七草だよと言っても、見向きもされなくなってしまう。
 クズは大和(奈良)の国栖(くず)で葛粉を作り、京都まで売り歩きに出ていたので、クズの名前になったと言われている。肥大した根が葛根と呼ばれ、漢方薬で最も多く使われている薬草である。風邪薬の葛根湯は我が家の常備薬になっている。葛根から採れる澱粉は葛餅や葛切りの原料になり、高級和菓子になっている。風邪薬以外にも下痢や糖尿病などの薬効もあり健康飲料としても利用されている。二日酔いには花の煎じ液を飲めば効くらしい。そんなに飲むこともなくなったが。ロクは毎年春の新芽を山菜料理として頂く。晩秋から採取出来るツルもリース作りに欠かせない。
 別名で裏見草と言われるように、真夏に白い葉裏を見せているが、それは強い太陽光を反射させるための戦略だと考えられている。裏見を「恨み」に変えて和歌に詠み込まれていたとか。多分恋の恨みなのでしょう。女心と秋の風の季節到来です。


「怨念を 落花で晴らす 裏見草」