外来植物
太陽光を全身で受け、地熱の助けで冬越ししたロゼット
まだ冬本番の能勢の朝
覚えきれないほどの外来種が色んなルートで入って来る。別に目くじらを立てるほどのことでもないのだが、日本の生態系に影響していることは確かだ。島国育ちの在来種は隅っこに追いやられたり、姿を消してしまったりする。社会がグローバル化しているので、当然自然界もその波を被らなければならない。
ロゼットで冬越しして来たツノミノ(ナガミノ)オランダフウロが寒空に震えながら1センチばかりの可愛い花を咲かせ出した。通常は3~4月位に開花する。花は可愛いが果実はナガミ(長実)と言うぐらいだから数センチ以上もあり、角のようなフウロソウ特有の実を付ける。比較的新しい外来種で1975年三重県津市で帰化状態にあるのを確認されている。その後、本州中部を中心にして全国に広がりつつある。多分運送用トラックが一役買っていそうだ。ナガミノヒナゲシなどと同じように道路脇の隙間などに定着して、帰化状態になって行く。
手持ち図鑑に掲載されていないので、どうしても帰化植物図鑑を手に入れなければと思っている。趣味で観察しているだけだから、別に本の数を増やすこともないのだが…。そう云えばシダ植物図鑑も持っていない。買うべきか買わざるべきかそれが問題だ。
「角ぐむを 待てず開花の 外来種」