ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

アネモネ

         スイスアルプスでのアネモネとゲンチアナ

                 オキナグサ


 過ってはアネモネ愛好家が多く、各種の花を見ることが出来たが、最近ではあまり見かけなくなった。和名では「牡丹一華」と呼ばれている。明治初期にヨーロッパから渡来して来たキンポウゲ科イチリンソウ属である。イチリンソウ属は世界に120種ほど知られているが、日本ではイチリンソウ、ハクサンイチゲ、シュウメイギクがよく知られている。野の花派のロクはあまり園芸種に興味ないのだが、ヨーロッパアルプスでよく見るオキナグサに近いので何となく惹かれる花である。名前の由来アネモネというのは「風の花」らしい。早春の風が吹き出す頃に咲き出すところから名付けられた。
 ギリシャ神話に登場する花で、美の女神アフローディーとアドニスの悲恋の結果生まれた花がアネモネだとされている。女神はキューピッドの射た愛の矢に傷つき、美少年アドニスとの恋に堕ちる。アドニスは猟に出てイノシシの角に突かれて死んでしまう。女神の流した涙がアネモネになったと言われている。1月20日に紹介した福寿草にもアドニスが登場する。イノシシに突かれた時に出た血がフクジュソウになった。今年の干支「亥」はどうやらギリシャ神話では悪者扱いされている。でもそのお陰でフクジュソウやアネモネが生まれたと言うから善しとするか。


「あねもねの 気高き色に ついふらり」

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