ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

風船唐綿(フウセントウワタ)

            フウセントウワタの実と中の種

            外来種の水仙「ナルキッソス」

                 コモチシダ

                 ナギイカダ

                ハナミョウガ


 金曜日に京都植物園を訪問したことは報告済みだが、冬場の観察地としてはどうしても対象が限られる。冬芽観察だったり、早咲き椿や梅林を訪ねたりするのが定番になってくる。樹が葉を落としているので野鳥観察もしやすい。カモ類などの水鳥も各種渡ってくる。それらが対象物になるのでサークルとしても予定に組み込んでいるが、それだけでは月2回の例会をまかなえない。
 その点、植物園は冬場の観察地としてうってつけである。先日もシニア自然大学校関連のグループが何団体も来られていて、顔馴染みなどに出会い声をかけられる。知らない方からも「トンボのメガネ」ですかと言われ、だんだんサークルの認知度が上がっているのを実感できる。気付かれないように一人マスク越しにほくそ笑んでいる始末だ。
 タイトルのフウセントウワタは生け花材料としても使われているので、最近では畑で育てているのをよく見かける。果実が風船に似ているのと、外国産と言うことで「唐」の字を充てているが、南アフリカ原産の熱帯性植物である。以前はガガイモ科に属していたが、最近ではキョウチクトウ科に再分類されている。
 種についている綿毛のことを「種髪(しゅはつ)」と云うが、果実内ではきれいに折り畳まれているが、冬になり実が弾け出すと種髪が広がり、風に乗って旅立つ。まさに伝説の生き物ケサランパサランとして浮遊する。


「冬空に ふわりふわりと 夢乗せて」

行灯岩~三草山

          関大付属中学生が登山道を整備してくれる

            山の神も静かにお眠りのようだ

              シルエットが素晴らしい

            いつから兵庫の山になったの?

             今なお活きている台場クヌギ


 ちんたら歩き山友会の今年の行き先は、むかし小学校で編集された「能勢の山」に掲載された里山を巡り歩くことにしたらしい。30年以上も前の本なので登山道も定かでないところが多い。里山として機能していた頃のルート図なので、今はけもの道に取って代わったりしている。私有地に踏み込まなければ登れない山もある。
 今回はあんどん岩経由で三草山に登る予定だと知らされ、新しいルート発掘かなと期待を持って最後尾をついて上がる。いつもの登山道と寸分違わない。辛うじて登山道と平行している大阪トラスト協会管理の「ゼフィルスの森」内を歩く。ところがここの雑木林が素晴らしい。晴れ渡った青空にクヌギ類のシルエットがなんとも言えない景観を提供してくれる。こんなこともあるので山歩きをやめられない。どの岩が行灯岩なのか判らずじまいだったが、少しの寄り道が三草山歩きにアクセントをつけてくれた。
 家から歩いて行ける距離なのに、登山口まで車を乗り付けたのだけが不満である。5時間ルートが3時間ほどに短縮されたので消化不良の感が拭えない。


「木々たちの 葉を敷き詰め 山眠る」

私の七福神探し

               一両「アリドウシ」

               十両「ヤブコウジ」

               千両「センリョウ」

               万両「マンリョウ」

               おまけ「ツルコウジ」


 今年初めての「トンボのメガネ」例会は京都府立植物園を訪ね、縁起物植物を中心に観察してきた。以前も同じテーマで訪ねたことがあるので、二番煎じではつまらない。そこで閃いたのは「七種粥」を食べる日と重なったこともあり、その語呂合わせから「私の七福神」探しと銘打って縁起物植物を探してもらった。
 そこでどうしても欠かせないのは一両から万両までの赤い実探しである。植物園なら難なく探し出せるはずだが、あいにく百両のカラタチバナには出会えなかった。問い合わせればあるはずだったが、みんなで探そうという趣旨から外れるような気がして妥協しなかった。主テーマは縁起物植物だったが、それ以外にもたくさんの植物観察をしてきた。シリブカガシがたくさん落ちている処へ案内してあげると、どんぐり拾いに嬉々とする園児のような無邪気な仲間たちである。
 今回は自分の庭のごとくに熟知されておられる赤とんぼさんに道案内をお願いした。この植物園を活動場所の一つにしておられる仲間には、珍しい植物などの在処に案内してもらったりして、おんぶに抱っこの観察会になった。ロクの出番は打ち上げ会場のファミレスに皆さんを案内するぐらいだったかな。


「赤き実を 福になぞらえ 七種に」

池田城下町下見

              段違い2重屋根の山門

           龍伝説が伝えられる山門の「白龍」

                 池田氏の墓

            タカラジェンヌの塔(参考画像)

              再建された池田城(参考画像)


 ながらくコロナで活動を休止していたサークル「じねんクラブ」が昨年末から再開されるようになった。その矢先にオミクロン株の急拡大で先行き不透明になってきた。サークル「トンボのメガネ」は主宰者として今後の活動をどうすべきかは、状況判断しながら決めることが出来る。でも「じねんクラブ」をどうするべきかまではリーダーの判断に任せるほか無い。
 1月例会の担当幹事に手を上げている手前、とりあえずは催行するという前提で事を進めなければならない。じねんクラブはトンボより高齢者の比率が高いので、ハイキングだと言えばブーイングが発せられるのは目に見えている。そこで思いついたのが池田市の城下町歩きと食事会である。一緒に案内役を引き受けてくれた仲間によると、定例会の火曜日は軒並み定休日になっているとのこと。入場料を取らない池田城まで閉門するという。予定している観光先の全てが休みと云うことだった。
 苦肉の策としてお寺なら閉まっていないだろうと閃いて、皆さんにもあまり知られていない歴史ある「大広寺」を訪問地として下見してきた。あとは町並み散策で、かっての城下町だった名残を見てもらい、食事会場まで歩いて頂く。18日まで自粛要請が出ないことを祈るばかりだ。


「松の内 何処へ去ったか まだ5日」

姫路城


 播州赤穂に行ったついでに姫路城に立ち寄ってきたことは言うまでもない。妻は歴女で戦国時代の城廻をしてきた経緯もある。“麒麟が来る” の放映中は、明智光秀ゆかりの城跡を訪ねたことは何度も紹介している。そんな彼女がきれいに塗り替えられて、さらに白鷺城らしくなったのを外すわけがない。以前、国宝姫路城に訪問したことがあるが、世界遺産になってからは初めてだという。既に訪問済みのロクも新たな視点で見てみたい。
 今回は効率よく見学するためにシニアガイドの説明を受けることにした。前もって予約していなかったので、1時間近く待たされたが、名ガイドの説明で2時間たっぷり案内して頂けた。400年間落城することもなく、戦火にも遭わなかったので世界文化遺産に登録された。たくさんの「へえ~!」と言う驚きを与えて頂いたが、大天守と東・西・乾の小天守を渡櫓で連結された連立式天守は他に例を見ない立派な作りになっている。漆喰塗り天守群が青空に映えて美しい。You Tubeで何種類も動画を見ることができるので、時折、旅を振り返ることが出来る。
 世界遺産のテレビ番組が毎週放映されているが、我が家ではそれを観ながら「行ったも~ん!」という声が度々どちらからともなく発せられる。


「初旅行 今年も遺産に 行ったも~ん」