ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

足慣らし👣

                ソヨゴの虫こぶ

                 猪のヌタ場

                炭焼き窯冷却中

                クヌギ台場道


 アルコールが抜けきらずすっきりしない朝だったが、予定通り山歩きに出かけることにする。娘夫婦はちゃんと山靴持参だったから、山に連れて行かれる覚悟はしているはずだ。三ヶ日は比較的穏やかだったが、昨日は雪の舞う寒々とした「小寒」にふさわしい日になってしまった。
 当初は700m余りある高岳に登る予定だったが、頂上の吹きさらしで弁当を広げる気にならない。急遽行き先変更で半分の高さしかない雨森山に行くことにした。その代わり家から歩いて行くアプローチの長いコースにする。登山口に付く頃にはアルコールも抜けていることだろうとの思惑もある。
 アルコールだけではなく正月太りで2キロほど体重を増やしている。登山口まで足慣らしをしてきたつもりだが、上り勾配になると息切れして足が進まない。我々4人の貸し切り状態だったので、マスクも外しスローペースで歩を進める。頂上付近では雲の間から日差しも出て、眺望を楽しみながらのお弁当タイムをとれた。
 天気は変わりやすく、下山途中で雨がぱらついてきた。ピストンコースではつまらないので、峠越えのあるコースを採ったが、昼食後の登りはつらい。雨という悪条件がゆっくり歩くという選択肢を奪ってしまった。6時間近くの歩きになり23,000歩の記録が残っている。十分すぎるぐらいの足慣らしになった。休肝にしたので今朝はすこぶる快調だ。


「アルコール 飛ばしたいなと 初登山」

お正月の甘え


 毎年欠かさず娘夫婦が年始に訪れてくれる。いつも年末年始は旅に出ているので、親らしく迎えてやれない。元気に飛び回っているのが子ども孝行だとうそぶいている始末だ。せめて持ち込まれる食材を料理してやるだけだが、今回は素人では捌けないトラフグ2尾を調達してきてくれた。てっさ(ふぐ刺し)以外にお刺身も6種盛りを人数分作ってもらった、と言うから板長ロクの出番がない。ひれ酒と皮の湯引きだけを作ることが出来たのがせめてもの面目躍如と云うところか。寅年のこだわりからトラフグにしたのかな。
 夏に来た時にもキリンの生ビールサーバーを持ってきてくれたが、今回は期間限定の濃厚なビールまで持ってきてくれた。ホップなども日本で作られた味わい深い純日本産ビールである。いつも金麦しか飲んでいない庶民派にとっては宝くじでも当てたような気分になる。おかげで飲み過ぎて、酒が抜け切れていない朝を迎えてしまった。今日は山に案内する予定だが大丈夫だろうか?


「三が日 開けて禁酒の 誓い日に」

扉の木(トベラ)

                トベラの雌木

                 初日の出

             2日目の朝焼けとご来光


 内陸部でトベラを見られるのは公園などに植栽されているものが多い。たまに六甲山系のハイキング途中などで自生しているのに出くわすぐらいだ。ところが沿岸部に行くと海に面した斜面などでよく見受けられる。
 御神酒もそこそこに、早めに朝食を切り上げて行動開始である。宿で頂いた赤穂御崎散策マップを頼りにくまなく歩くことにする。風もなく穏やかな日差しを浴びながら、海岸沿いの遊歩道を歩く。斜面にトベラの雌木が実を弾かせて小鳥の来訪を待っているようだ。赤い種は粘着性があるのでなかなか落ちない。あくまでも小鳥に運んでもらって勢力範囲を広げる作戦のようだ。自然工作に使ったことがあるので、種を剥がすのに難儀した経験を思い出す。三裂した実の殻を動物の耳にしたり、キティちゃんのリボンに使った。
 トベラは江戸時代には「扉木」と表記され、除夜にこの木を差しておけば来年の厄鬼を防ぐと信じられていた。そこから扉の木と言われ、それが次第に転化してトベラになったらしい。古くから悪鬼を除く行事に用いられてきたようだが、今でも伝わっているのかを検証してみたいと、新年早々から好奇心も膨らませているロクである。


「除夜の木で 二日続きの ご来光」

大石一色の旅


 別に忠臣蔵に惹かれて播州赤穂まで遠出したわけではない。年末年始はできるだけ暖かいところで過ごしたい!と行き先を探した結果、たどり着いた訪問先が赤穂御崎だった。そういえば昨年も岡山県の日生(ひなせ)に宿を選んでいた。同じ瀬戸内だから暖かいだろうし、海の幸も豊かだろうとの思惑からだ。先ほど帰宅すれば、水たまりには氷が張ったままだし、日陰には雪も残っていた。結果的に避寒のための年末年始だった。
 播州赤穂に降り立つと、目に付くのは大石内蔵助ばかりである。せっかくだからと駅から宿まで歩いて行く覚悟を決めて、忠臣蔵ゆかりの地を訪ね歩いた。花岳寺・赤穂城跡・大石神社など、途中で入ったそば屋メニューまで忠臣蔵だから恐れ入ってしまう。今更忠臣蔵でもないのだが、浅野殿と大石内蔵助の恩恵を受けている赤穂の人たちである。
 花岳寺の天井絵が迫力満点の虎だったのが思わぬ収穫である。行き当たりばったりの旅でも思わぬサプライズにありつける。この分では2022年も出足好調の幕開けになりそうだ。そんな予感を頂けたのに除夜の鐘も聞かずに新年を迎えてしまった。


「大虎は 知らず知らずに 年迎え」

今年も良い年でありますように😸

 


 すがすがしい気持ちで新しい年をお迎えのことと拝察いたします。
 喪中と云うことで新年の挨拶は控えさせて頂きますが、すべての人が幸せいっぱい!と言える一年になれば良いなあ~と旅先からと願っています。
 今年もよろしくお願いいたします。 ロク


「去年今年 何か良いこと 見つけたき」