ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

国際環境映画祭入賞作品上映会


 今年で第7回になる国際環境映画祭の入賞作品上映会が、大阪歴史博物館講堂で開催された。「生きている地球の記録」と銘打ったこの映画祭は、まさにいま直面している地球規模の環境問題を取り上げたもので、世界中の人々の叫びが凝縮された集音箱になっている感じがした。ふたを開ければムンクの「叫び」が飛び出して来そうである。
 昨日上映されたのはアメリカ・シンガポール・フランス・ブラジル・イラン・日本・セネガルの7作品で、グリーンイメージ賞に入賞した作品である。石油資本が森を壊し原住民の生活を奪っていく様子。世界で最も汚染された川と呼ばれるインドネシアのチタルム川の汚染源は、ユニクロなど世界のアパレルメーカーが、流域に大規模な工場群を持ち、そこからの排水が川を死滅させている現状告発。おばあちゃんが孫に言われて、ぶつぶつ言いながらもゴミを減らして行く意識変化などのほのぼの作品。ナマズがサッカーボールを餌と間違え咥えてしまい、往生しまっせ!というごみ投棄問題の音声なしアニメ作品など、いずれも甲乙つけがたいメッセージが込められた素晴らしい作品である。会場となった歴史博物館の講堂は冷え切っている。エコテーマの映画会なのに!
 日本では江戸時代から今に続いている石川県加賀市の片野鴨池での坂網猟を紹介したもので、空を自由に飛ぶ野生のカモを、手にした網を放り投げて捕らえるという伝統猟法である。灌漑用の池を農民と猟師が季節ごとに使い分ける工夫など、自然をいかに活かすかに人間の知恵が凝縮されている。スローだが環境に優しい猟法である。


「エコなのに 過剰冷房 逆進み」

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