ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

狐の剃刀(キツネノカミソリ)


 週間予報では雨曜日が続いている。旅から帰ると台風上陸などもあり、まるまる1週間ほどは歩けていない。妻も雨予報の中、山の会で計画している夏の恒例行事バーベキューに出掛けて行った。読む本の在庫が無くなったので、散歩ついでに図書室に寄り道しようと出掛けた。能勢町には図書館がないのも不満だ。読みたい本は大阪府立図書館などから取り寄せて貰う。そんな不便な図書室だがあいにく火曜日は閉館日だった。
 時折小雨がぱらつくがビニール傘を差すほどでもない。午後に入ると陽射しまで出て来た。日傘にもならないビニール傘が邪魔だ。以前通った散歩コースにキクラゲ出ていたのを思い出し、また出ているかもと助平根性を出して回ってみた。数こそ少ないがちゃんと倒木についているのを確認。ところが採取用の袋を持っていない。そこで閃き!キクラゲをビニール傘に入れて持ち歩くことにした。キクラゲは夕餉に刺身で賞味。
 今回の散歩道は色んな秋の花に出合えるコースである。予想もしていなかったキツネノカミソリが咲き出している。オオキツネノカミソリは7月が最盛期だが、キツネノカミソリは8~9月に最盛期を迎える。どちらもヒガンバナ科の中では一番早くに咲き出す。薄暗い林内でキツネノカミソリの群落に出合うと、何とも言えない幽玄な雰囲気に包まれるが、道端で出合う花は学名になっているギリシャ神話の女神リコリスを彷彿させる美しさだ。綺麗な花には毒がある。


「妖艶で 招き騙すか 狐花」

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