ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

サンゴを守れ!

       結論⇒サンゴやジュゴンを守るために基地を移設しない!


 幾分涼しくなった昨日は地球環境『自然学』講座日だった。講師は大久保奈弥先生(東京経済大学准教授)でテーマは「サンゴの生態と迫りくる危機」、前半はサンゴの生態に関する生物学の話。自身でもサンゴの生態観察をするために、自宅に水槽を持ち各種サンゴを飼育研究され、移植などの実験も試みられている。
 沖縄県辺野古大浦湾の埋め立て工事で160haにのぼるサンゴ礁生態系が破壊されつつある現状に、自然保護団体や多くの学術団体とともに、反対の声をあげて来られた。それに対する処置としてサンゴの移植が解決策であるとして進められてきた。ところが移植しても1~3割しか定着できず、殆どが死滅してしまう。御用学者を総動員して始めた移植計画だが、実態は国民の税金を湯水のように投入しただけで、たとえわずかに生き残ってもサンゴ礁を作るまでには至っていない。
 彼女は海洋汚染にも心を痛め、マイクロプラスチックの研究にも取り組まれている。スーパーのレジ袋が最大の汚染源だが、洗顔用化粧品や歯磨にもマイクロプラスチックが混入されているらしい。赤ちゃん用のベビーパウダー原料にも使われているというから驚きである。異物はマイクロになるほど体内に取りこみやすく、排出しなければという作用が働かなくなるらしい。マイクロプラスチックの溶け込んだ海水がサンゴを白化させる一因にもなっている。


「沖縄に 寄せる心も 冷まじく」

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