ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

秋風に誘われて

          虫たちを捉える仕組みを持つガガイモの花


 この1週間ほどは初秋を感じさせてくれた。でもそれほど世の中甘くない。また真夏日がぶり返しそうである。秋雨前線が停滞しているので、熱中症関連のニュースが出ないだけである。週明けには暑さを覚悟しておいた方がよい。
 折角の秋風を無駄にしたくないので、秋の花を探しに歩いた。写真では上手く撮れないアキノタムラソウがあちらこちらで咲いている。ヌスビトハギやミズヒキソウも咲き出した。これらの小花も撮るのが難しい。そんな意味もありどうしても撮り易い花の紹介になってしまう。昨年もこの時期に紹介したガガイモが群生状態で咲いている。滋養強壮に効くというと直ぐに飛びつきたくなるのだが、キョウチクトウ科に再分類されたので、毒成分の方が多いかもしれないと食べるのを遠慮している。
 (再録)キョウチクトウ科となると毒性分を含むイメージを持つが、ガガイモの若葉は食用にもなり、初秋に採取する果実・種子・葉は滋養強壮や腫れ物、解毒・虫刺されなどの薬効がある。茎を手折ると白い乳液を出す仲間のイケマも同じような薬効を持つが、根にはアルカイド系の毒を持つので注意したい。
 ガガイモに興味を持ったのは「種子たちの知恵」多田多恵子作に出合ってからだ。そこでケサランパサランの存在を知ったし、古事記に出て来る「羅摩舟に乗った小さな神様、小彦名神」神話の話など、日本で最初に書物に紹介された最古の植物である。


「虫たちを 逃がさぬ仕組み 人手花」

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