ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

白粉花(オシロイバナ)

            夜に向けての開花を始める白粉花

            少しはしゃぎ過ぎたか今朝の白粉花


 花期の長いオシロイバナが我が家の法面に咲き出して久しい。一年草と言うが毎年同じ所に咲いてくれる。植物学的には多年草らしく、沖縄などの暖地では多年草として野生化している。南米原産で江戸時代初期に渡来してきたとのこと。子どもの頃から馴染みがあり、庶民的な雰囲気を持つ花だった。黒く熟した実を潰して、胚乳で遊んだことを思い出させてくれる懐古的な花でもある。
 別名で夕化粧(ユウゲショウ)とも云われ、オシロイバナとダブらせても、夜に咲く花柳界の女性をイメージするようになったのは、随分と後になってからである。名前の由来は、貝原益軒が果実中の胚乳を白粉に見立てて名付けたとされている。実際に白粉代わりに使われたとも言われている。利尿やニキビなどの薬効があるので、そうほうが良かったのかも知れない。
 オシロイバナは英名でフォアー・オクロックと言われ、午後4時ごろに開花し夜に咲く花で、芳香で虫たちを招くようである。陽のあるうちは色とりどりの花で虫たちにアッピールしている。因みに三時草と言う別名を持つハゼランと言う植物もある。


「夜を明かし 雫を涙の 夕化粧」

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