里山点描
鎌首を持ち上げて警戒したマムシもすごすごと退散
農家の庭先にはさりげなくカボチャが
お隣で収穫した柿
たくさんの仕事が残っていたが、久し振りの秋晴れになったので、仕事は後回しにして散歩に出かけた。妻は弁当持参でと言っていたが、そんな時間的余裕はない。時間限定で出掛けることにした。5時間あれば山にも行けるが、今回はお弁当なし3時間の山麓歩きとした。何処でも柿がたわわに実っている。柚子も色付いて来た。どちらも里山風景に欠かせない。モミジや桜がてっぺんから色付き、里の秋を演出してくれる。バッタや蝶たち、更にマムシなども残り少ない陽射しを謳歌している。時あたかもハローイン当日である。農家の庭先には自分の畑で育てたカボチャが、さりげなく飾ってある。能勢ではまさに収穫を祝う雰囲気で、誰もバカ騒ぎをしない。
仕事の一つにお隣の柿を採取して、隣近所11軒に配らなければならない。もちろん柿酢用の瓶を満タンにしておきたい。カラスやヒヨドリのためにも残しておいてやりたいので、3割近くを収穫した。一軒当たり10個ずつを配って歩いた。木に残した柿が熟す頃にはメジロも団体で訪問してくれる。
「山麓に 色を散りばめ 秋麗」