ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

蜘蛛の囲

                 水滴が虹色に

                  女郎グモ


 田んぼの電柵に蜘蛛の巣が架かっているのが目に付く。蜘蛛たちは昆虫の活動する夏場に巣を架けて、蚊や蜉蝣などを捕らえ捕食する。と言うことで「蜘蛛の囲」は夏の季語とされている。秋も深まって来ると蜘蛛は何処へ退散したのか姿を見せない。それが何とも物悲しい雰囲気である。立派に張られたはずの網が欠落していたり、原形をとどめないほどボロボロになっていたりする。戦国時代の落城や落ち武者を想像するのもこの季節ならではの風物詩である。
 能勢は霧の発生しやすい処で、放射冷却の朝などに霧が立ちこめ幻想的な風景になる。丁度外出する時間帯に、蜘蛛の囲に纏わり付いた露が陽を浴び、キラキラ光っているのに出合う。それが何とも言えない。バスの時間を気にしながらも見入ってしまう。写真に収めようとするがなかなかうまく撮れない。最高条件に出合った時に再チャレンジしてみたい。一方、女郎グモなどはまだ草の根元に巣を架け冬眠前のカエルなどを狙っている。


「蜘蛛の囲の 宿主いずこ 霧晴れて」

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