ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

「懐かしい未来を探る」

    生き方の図式(暗闇の未来は目の前にある過去が方向を示してくれる)


 自然学講座で久し振りに "目から鱗” が落ちた。資源・環境ジャーナリストとして活躍されておられる谷口正次先生の講義だった。テーマは標題の如く「懐かしい未来を探る」と言う切り口で、副題としてー自然を支配する文明から、自然と共に進化する文明ーだった。講演内容の正確さをきするために、氏の講演要旨をそのまま拝借させて頂く。
【2012年6月に行われた地球サミット(リオ+20)に際して国連は「地球はすでに限界」という報告書を発表した。要約すると、「気候変動と環境破壊は予想以上に加速し、もう後戻りできない。人間は生き方を変えるしか選択肢はない」というものであった。すでに7年過ぎ、深刻さを増す。 このような、危機を産みだす要因は:デカルト、ニュートンなどに象徴される17世紀科学革命にはじまり、18・19世紀の第1次産業革命、続く20世紀の第2次・3次産業革命そして、現代の第4次産業革命にいたる近代西洋合理主義文明(モダニズム)の "進歩” の結果生まれた欲望の資本主義であろう。その "進歩” に裏切られているにも拘らず、進歩信仰がいまだに世界を支配している。】
 電気自動車が環境に優しいともてはやされているが、その車を作るためにいかほどの鉱物資源が必要か?地球の表皮を剥ぎ取り、掘削され続ける現実などが紹介され、如何に地球環境を破壊しているか。文明国と言われている国が、原住民たちの生活を根底から破壊している事にまで考えが及ばなかった。スマホなど文明の利器全てに鉱物資源が湯水の如く使われ、その陰で生活を追われるだけではなく、殺戮されている原住民たち。資源を収奪される側と消費する側との断絶に眼を向けなければ!


「人類の 未来を照らす 冬講義」

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